自宅教室を始める

このホームページのブログが一体どんだけの人に届いているか謎に満ち満ちていますが、
まーったく反響らしきものもないので悔しいから出し惜しみナシでどんどん書いていっちゃうw
見逃した人が悔しがるくらいに。
「あー、しまったぁ。あの日あの時読んでおけばこんなことにならなかったのにぃ」的な。(どんな情報やねん)

えー。
コホン(あ、これ、咳払いね)
今日の、ためになるお話(ためになるかならないかはあなた次第)は、自宅教室の考え方、です。
おーっと!なんか関係ないわぁ、とこのページを閉じようとしたそこのあなた!いいんですか?いいんですか?後悔しますよ?(光ケーブルの勧誘か)

冗談はさておき。

なんだか順風満帆にギャザリング教室を運営しているように見えるかもな私ですが(実のところ、全く順風満帆ではないですケドね😭)
いっちゃん最初の頃は、なんとか誰かに来てもらいたくてママ友に手当たり次第声をかけてました。
みんな優しいから来てくれるんですよ。1回くらいは。お花になんか興味なくてもね。

資格をとって自宅教室をやろうとする人の多くがこの悲しいドツボにハマります💦
お一人3000円くらいでレッスンしたりね。
今だと小さな鉢でも絶対1000円くらいはする。そこに花苗を5ポット使ったら…苗だって最近は上がってるからひとつ400円はする。単純計算で5ポットで2000円。
もうこの時点で3000円にはなってる。

でも土だって水苔だって、レッスンの時に使うトレイやバケツにだって費用がかかってる。
それだけじゃない。花や器材を仕入れに行った時の交通費もある。

そして一番考えないといけないのは自分自身の人件費。
一生懸命腕を磨いて資格も取って自宅教室を開くところまで漕ぎ着けたのに、タダ働き?ってことになる。

でもね〜w これが生徒さんがママ友となると申し訳なくてお金を頂けなくなっちゃうんですよ。
だってね、向こうは少ないお小遣いでほぼ義理だけで仕方なく来てくれてるんですから。
お小遣い事情もわかってるし。

そう言えばこの前、下の子の七五三の衣装のレンタルにお金がかかるって言ってたなぁとかね。
塾にお金がかかるからイオンにパートに行き始めたのよ、とかね。
そんな人からあなた。自分の儲けを頂けますか?

いや、ほんとは頂かないといけないんですけどね。
「あ、いいの、いいの。全然。だって趣味みたいなもんやし」とか心にもないこと言っちゃう。
趣味じゃなく仕事にしたくていっぱい投資してきたくせにねw

レッスンに使うテーブルも買ったしあれもこれも揃えたし。
そして、来てくれたママ友をうんと花で喜ばしたくて無駄に何ケースも仕入れた花苗…
レッスンしながら、余ったのは自分の狭い庭に植えるしかない…と悲しい計算。

マイナスやん。絶対マイナスやん。
そしてこの世のものとも思えないくらいの引きつり笑いになり、生徒さんになってもらうどころかドン引きのママ友に友だち辞められる地獄、的な。

そうなんです。
義理で来てくれる人を集めたらいけないんです。

生徒さんは「ここでレッスンを受けたいと思う人」でないとダメです。
そんなこと言うけど、そんな人見つかりませんよ😭とブー垂れる、そこのあなた!
そうじゃなくて、そうなるよう一生懸命やるっきゃないのだ。

それには素敵なイメージの投稿をInstagramであげたり、
思い切ってマルシェに出店して集客してみたり。とにかく思いつくことを一生懸命やってみる。

行きつけの美容院にショップカードと一緒に作品を置いてもらうとか。
レッスンするところを色々飾ったり掃除したりしてとにかく気持ちのいい場所にするとか。
お花のレッスンの後に美味しい紅茶を用意してますよ、とか。
何でもいいから、こうだと思ったことを一生懸命やる。
その先に、それを見た聞いた100人に一人、或いは1000人に一人があなたのお教室の門を叩くことになる。

そしてその人がリピーターになるには、そこでお金を使ってもいいと思える、そんな時間や場所でないとダメです。
そこで充実した時間が過ごせるかどうかはどんな花が置いてあるかよりも大事なポイントになります。
だってね、材料となる花も器材もどこだってそんなに変わるもんではないですからね。
どこでもない、あなたのお教室に通いたいと思ってもらうのには付加価値が大事ということです。

そして。
仕事にするならきちんと仕事にしないといけない。
趣味と仕事は違う、ということを肝に銘じないといけないですよね。

ボランティアのようなやり方で続けることは絶対できないので
教えることや用意した花材に自信がなくても、適正な価格設定は不可欠です。

適正な価格設定、と言うと難しいけれど、
先ず自分の年収が最低どれくらい欲しいか考えてみます。

最低120万は欲しいと思ったとします。そうすると月10万ですよね?
月10万の人件費に加えて、経費、仕入高を足して行くと小さな教室でもおそらく月20万くらいは売り上げないと思ったような収入は得られないことになります。
あなたのところには月に何人の生徒さんがきてもらえそうですか。

月に10名の生徒さんが来てくれるとしたら、逆算すると一人単価は2万円になります。
2万円⁈って思うけれど、欲しい収入を得ようとするとそうなるんだから仕方ない。

ママ友に3000円でレッスンをしているようでは、外でパートで働いた方がずっとマシってことになっちゃう。
2万円なんて無理です!って声が聞こえてきそうですが、そしたら客単価を下げて生徒さんの数を増やすか、です。その場合集客が課題になります。
その金額が高いか安いか、払いたくないかどうかを決めるのはお客様である生徒さんです。

適正な価格は生徒さんが決めます。
2万円なら2万円払っても来たくなるような、そんな素敵な教室にするしかないんです。
あなたなら少し高価でも行ってみたいと思うお教室ってどんなところですか?
或いは、10万円でも行きたいわ!って人がいたなら月に二人来てくれたらノルマ達成です。

10万円で2人なのか
2万円で10人なのか
3000円で67人なのか。
価格設定も、どういうお教室にするかの方向性のヒントにもなるかもです。

こんなふうにわかったようなことを書いてますが、私だってまだまだうまくいってる訳ではありません。
毎日が必死のパッチです。
でもちょっとずつわかってきたこともあります。

今の「寄せ植え屋ゆっこはん」は充実した花苗と楽しいお喋りがセールスポイントかな。
結局は集まって来てくださる生徒さん一人一人が作り出してくださっている温かい空気と花への熱い想いみたいなもので成り立っているような気がします。
店主であり先生をやらせてもらっている私は、せっせと花を集め自分が一番に楽しく過ごしています。
感謝に次ぐ感謝。

その感謝の気持ちを私の教室運営のノウハウを惜しみ無く(あ、大したモノではないです💦)紹介することで少しでも恩返しできたらと思います。
次回はどんなお話にしようかなw

レッスンの様子はInstagramから